チーム |
試 |
勝 |
敗 |
分 |
率 |
差 |
得 |
失 |
投手 |
完投 |
完封 |
HR |
ロッテ |
77 |
47 |
30 |
0 |
0.610 |
- |
401 |
285 |
140 |
42 |
7 |
84 |
ダイエー |
77 |
45 |
32 |
0 |
0.584 |
2.0 |
410 |
340 |
204 |
27 |
2 |
73 |
近鉄 |
79 |
45 |
34 |
0 |
0.570 |
1.0 |
443 |
348 |
181 |
37 |
3 |
116 |
西武 |
80 |
43 |
36 |
1 |
0.544 |
2.0 |
382 |
385 |
236 |
15 |
7 |
99 |
日本ハム |
79 |
30 |
47 |
2 |
0.390 |
12.0 |
348 |
435 |
298 |
4 |
1 |
76 |
オリックス |
80 |
25 |
54 |
1 |
0.316 |
6.0 |
340 |
528 |
216 |
20 |
2 |
91 |
残り試合の状況
|
残 |
ロ |
ダ |
近 |
日 |
ロッテ |
3 |
- |
2 |
1 |
0 |
ダイエー |
3 |
2 |
- |
0 |
1 |
近鉄 |
1 |
1 |
- |
- |
0 |
2月定例会を合宿とした結果、2004シーズンは大きく進展。オリックス、西武は全日程を終了し、近鉄、日本ハムも残り1試合となった。さすがに、ここまでくればリーグ優勝は確定し、3月例会は消化試合と日本シリーズになるであろう、と誰もが思ったのであるが、あにはからんや、いまだリーグ優勝は霧の彼方である。
とはいえ、下のほうの順位は確定した。もはや順位などとという俗世の煩悩から解脱して、完全なる超越者となっていた最下位オリックスは、勝率が3割を超えられるかどうかが焦点であったが、勝率.315 を確保して、どうやら「勝率2割台」の屈辱はまぬがれた。
日本ハムは6月8日から7月16日までの間でわずかに3勝しかできず、完全にBクラスヘ定着。合宿期間中、ファイターズを指揮したのは、わざわざ大阪からこの日のために遠征してきたミスター・Kである。ミスターは初日の連敗にも「合宿の初日は調子が出ないというのが、ワタクシのジンクス」などとうそぶき、自信満々で翌日に臨んだものの、全く勝てずに、日本ハムは無惨にも5位が確定である。
2月例会初日、一度は脱落しかけた西武が、司直の手が入る親会社を尻目に反転攻勢に転じ、6月17日から7月8日までの16試合を12勝4敗とハイペースで勝ち進み、再び優勝争いの一角に食い込んできた。がしかし、優勝への望みをつなぐギリギリの大1番、7月10日からの対近鉄4連戦に1勝3敗と惨敗して万事休した。この4試合、西武はのべ19人の投手を繰り出し、得点16に対して失点29。8本塁打を浴びて地滑り的大敗を喫し、Bクラス4位でシーズンを終了した。
その近鉄、シーズン序盤からは考えられない勢いで優勝を争っていたが、西武との4連戦直後の最後の首位攻防、ロッテ3連戦に3連敗。ローズが32・33・34号と一人気を吐いてカブレラを抜き本塁打王を手中にしたものの、4-2,6-4,5-4といずれも惜敗。最後は投手力の差に泣いた。
かくして、優勝の行方はロッテ、ダイエーの2チームに絞られた。
両チームとも残り試合は3。うちロッテ、ダイエーの直接対決2試合を残す。ロッテがダイエーに1つでも勝てば、残り2試合にロッテが敗れダイエーが勝っても、ロッテ優勝が決まる。いっぽう、ダイエーはロッテに連勝することが絶対条件。仮に、ロッテ戦に連勝し、そのあとの日本ハム最終戦にも勝てば、勝率6割となる。この場合、ロッテが残る1試合、近鉄戦に勝利しても同率でプレーオフとなる。また、ダイエーが日本ハム戦を落としても、ロッテが近鉄に敗れれば、これまたプレーオフ。ロッテとしては、ダイエー戦で1勝をあげ、さっさと優勝を決めたいところだが、問題はロッテがNPCすなわち無人監督であるということ。3月例会誰がロッテの指揮を採るのか。それによって、ペナントの帰趨は大きく変わるはずである。いまのところ、中日での優勝がほぼ絶望となったK林氏の代行指揮が有力視されているが、この微妙な局面での代行という重圧に、繊細な同氏がどこまで耐えられるか、危ぶむ声も出ている。