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2012.08.01

福浦の1000シーズン

長年、卓上野球をやっていると、ゲームデータの上では、もっと活躍して良い選手が意外に打てなかったり、また、その逆もあって面白いのですが、たまに、ゲームのモデルがおかしいのではと不安になるときがあります。

特に2010年シーズンデータを用いた72試合のペナントレースで福浦が4割超してしまったりすると余計に。

(もっとも4割を超えた選手が出たのは過去10年で2回しかないのですが)

実際のデータから算出しているので、理屈の上ではモデルとして、おかしくはないはずなのです。

で、いまさらながら実験してみました。

サンプルは福浦選手の2010年シーズンデータ。

この年の彼の成績は次の通り。

対右:295打席
対左:59打席
打率:.295

打席数から敬遠2打席と犠打3打席は除いています。

まず、このリアルのデータから、95%の信頼区間を算出します。

そうすると、±0.049813 となります。

つまり、0.345-0.245の範囲に収まるということです。

福浦のゲームのデータはこうなっています。

安打 (対左)11-21 (対右)11-24
四球 (対左)0   (対右)0

1シーズン354打席をこのゲームデータで、対左右同じ数だけ打席に立ったらどうなるかを、1000シーズン、354,000打席を打たせるというシミュレーションをしてみました。さすがにサイコロをそんなに振れませんので、EXCELでマクロを組んでみました。

投手はこういう標準的なモデルを使用。

安打 (対左) 0 (対右)0
四球 (対左) 41-43 (対右)41-43


で、結果です。

Sim354_4

打率0.345-0.245の範囲内が、結果の96.2%を占めたということで、モデルとしては、統計的正確性を備えているという結論です。

安心です。

しかし、ケースによっては2割未満、あるいは4割近い打率を残すケースもあり、ランダマイザがどう働くかで、史実をはずれる結果もあるということです。

結局、たくさん試合をすれば、確率的に史実に近づくということなのです。

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コメント

だいたい±.050までは、許容範囲なのですね。
リアルが.358だった青木は、やっぱり4割目指してもよかったんだ・・・。

で、ちょっと調べてみたのですが、
このシーズン、プレイの結果規定打席に到達した81選手のうち、リアル打率との差が±.050を超えた選手は8名。

リアルでも規定に達している選手に絞ると、59選手がゲーム上でも規定に達していて、±.050からはみ出たのはそのうち4人。
坂口(.373/リアル.308)、ケンスケ(.275/リアル.335)、ブラゼル(.348/リアル.296)、ラミレス(.240/リアル.304)で、上方向に2人、下方向に2人。
まあ、ブラゼルはボクのせいですが。

範囲内に95%の選手が収まっていればいいのでしたら、
72試合しかしてないことを加味すれば、これはまあまあな気がします。

あと、ブランコと山崎タケシが、リアルと同じ打率でした。
この2人、まさか2年後に4番を争うとは(笑)。

投稿: ま | 2012.08.03 11:45 午後


調べていただき、ありがとうございます。

>だいたい±.050までは、許容範囲なのですね。

信頼区間の幅は、打席数が違えば、変わりますけれど、まあ目安ということで。

投稿: 事務局長 | 2012.08.05 06:18 午後

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