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2012.02.05

卓上野球を愛好する者が読む本「ユニヴァーサル野球協会」


先日、久しぶりに読み返してみました。

で、この本に出てくる野球ゲームが、どのようなシステムなのか。小説から読み取れる範囲で明らかにしてみようと考えました。全体を構想してまとめて書いたものではなく、少しずつ書き進めてゆきますので、わかりにくい部分があったらご容赦ください。

使用したテキストは

「ユニヴァーサル野球協会」(ロバート・クーバー著・越川芳明訳 若林出版 1985年)

です。

以下の文中での引用は、特に断りがない限り、上掲書からのものになります。


【基本システム】

ゲームは、同色サイコロ3個を振ることで、1打席を解決します。サイコロの目から、打撃結果表を参照し、結果を判定します。サイコロの読み方ですが、目を合計するのではなく、目の組み合わせから読みます。

つまりダイスの目

1-2-3
1-3-2
2-1-3
2-3-1
3-1-2
3-2-1

は、同じ結果として扱います。

上の目の合計は6ですが、同じ6でも

1-1-4
1-4-1
4-1-1

は別の結果として扱うようです。

まずサイコロ2つではうまく行かなかったからサイコロ3つ、しかも全部色違いでやってみた。その結果、216通りもの組み合わせが生まれゲームには本物めいた複雑さが加わった。ヘンリーはばおがむしゃらに突き進み、出たサイコロの目の色にも意味を持たせようとした。しかしながら、最後には妥協して、サイコロ3つは堅持しながらも色は3つとも白にし、組み合わせの総数を56通りにまで減らしたのだった。(P.29)


参照する打撃結果表は、9種類あります。

「どの表を使うべきかわからないじゃない」とルーは不平を言った。「まあね、でも一覧表が9つあるのは、選手を6種類に分類してあるからなのさ。投手は主戦投手(エース)と新人選手(ルーキー)とレギュラーに分かれ、打者も同じなんだ。つまり花形選手(スター)と―」「どうしてそれがわかるのさ」(P.261)

選手の属性は、投手、野手とも各3種類。それぞれの組み合わせごとに打撃結果表が異なるようです。で、3X3=9通りの表ができあがります。

くどくなりますが、書いてみます。(左側が野手です)

① スター対エース
② スター対レギュラー
③ スター対ルーキー
④ レギュラー対エース
⑤ レギュラー対レギュラー
⑥ レギュラー対ルーキー
⑦ ルーキー対エース
⑧ ルーキー対レギュラー
⑨ ルーキー対ルーキー

この打撃結果表に、凡打も三振も四球もヒットもすべての結果が盛り込まれています。

・その魔術にかかったヘンリーはサイコロを投げる。アバーナシー三振。(P.21)

・ヘンリーはサイコロを振った。「センターフライ、アウト」「ちょっと、ちょっと待って。そう、FO CF か――でもこっちはどういう意味?」「走者はひとつ進塁。でも走者などいないだろう」(P.268)

・「ええっと、4-4-6ね。また例のシングルヒット、2つ進塁ってやつなの」「ご名答。ヨークが1塁、ロックが3塁」(P.270)

・「さあ、サイコロを振れよ」ルーがサイコロをころがした。「でさ、ヘンリー」「フォアボール。今度はコーンだ」(P282-283)


こんなかんじです。

ですから、打壁結果表では、スター対レギュラーの表は、スター対エースの表より、ヒットが出やすいように設計されているのでしょう。

言い換えると、このゲームではあまり細かい選手のパラメータは設定されていないらしい。同じスター選手でも、長打が多いとか、三振が少ないと、そういった属性は付与されていないようです。上のシステムだとそう解釈できます。

つまり、多くはサイコロの目の偶然性に依存することになります。

(この稿、できれば、そのうち、つづき書きます)

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