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2011.08.28

セイバーメトリクス 投手の評価指標 PR その4

PRを見ていて思いました。

防御率とは何と相関があるのか。

まあ、出塁をどれだけ許したか、というのと関係があると考えるのが、当然です。

打者の能力を忠実に表現する指標がOPS=出塁率+長打率ということですからね。

(ゲームでも、投手の評価は、ヒットをどれだけ打たれやすいか、四死球をどれだけ出しやすいか、というパラメータが基本になっています。)

投手がどれだけ出塁を許すかのセイバーの指標にWHIP(Walks plus Hit by Inning Pitched)があります。PRの考え方が面白かったので、それを流用して、これが防御率との相関を調べるのに使えないかと、ちょっと試してみました。

まず、WHIPの確認です。イニングあたりどれだけ出塁を許すかの値。

◆WHIP=(被安打+与四球)/投球回

防御率は、自責点×9/投球回 で、試合当たりどのくらい点を許すかの指標ですから、これにならって、試合あたりどれだけ出塁を許すかの値を導きます。

◆試合当たり許出塁=WHIP×9

で、この値を防御率のPRと同様、リーグ平均との差および投球回から評価してみます。つまり計算式は、

◆(投球回×(リーグ平均WHIP×9-個人WHIP×9))/9

とします。この値を仮にPOBとでも呼ぶことにします。

ただしこの計算で用いるWHIPには、四球だけではなく死球、故意四球も加味しています。(WHIPの本来の計算式では死球は加味しないのだそうです。)
ですからここで述べているWHIPは、以下の計算式です。

◆WHIP=(被安打+与四球+死球-故意四球)/投球回

セイバーで用いるものとは異なりますので、お含みおきください。

まず、POBの度数分布です。

Pobhst

で、これとPRとの相関を調べてきたのが、下の図です。

Prxpob


うーん、相関係数74%ということで、まあまなんじゃないでしょうか?

出塁を許さなければ点も失いにくい、あたりまえといえば、あたりまえですけど。

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