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2011.08.16

岩瀬のチカラ

セーブの日本記録を樹立した岩瀬投手。

偉業です。

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グラフは岩瀬の被安打率、与四死球率、失点の推移をあらわしています。

こうしてみると、本格的にクローザーを担った2004年から2007年あたりまでは、被出塁率が25%あたりで推移していますが、2008年以降は、30%前後になっています。特に2009年以降は四死球が増加しております。

それでいて失点は減少ですから、これは投球術がかなり変わったということなんでしょうね。(ランナー背負っても返さない、というように)

下のグラフは、岩瀬の過去5年間および今年の、試合ごとの累計許出塁数です。

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今年は過去5年間のどの年よりも、今のところ累計許出塁数が多く、気になるところです。


あと、DIPSの視点でいうと奪三振、被る本塁打が重要なわけですが、それはまた別の機会にでも。


■ちなみに過去3年の岩瀬のゲームデータ

2008年: ヒット±(0/+2)  四死球(41/41)       三振(63-66)

2009年: ヒット±(0/-1)  四死球(41-43/41-42)  三振(64-66)

2010年: ヒット±(0/+2)  四死球(41-42/41-43)  三振(63-66)


*ヒット±は、ゲームではマイナスのほうがよく(つまりヒットを打たれにくく)、四死球は数値の幅が狭いほど、与四死球の確率が減ります。"/"(スラッシュ)の左が対左打者、右が対右打者用の値です。


2008年は、四死球が対左右どちらも"41"で、これは最高の値ですから、右打者に多少ヒットを許しても、出塁は抑えられますから、クローザーとしては、見事なものです。

2009年は四死球の幅が増えましたが、かわりに対右の被安打が減少しています。


2010年は、与四死球の幅は前年とかわらず、さらに、対右のヒットが+2になってしまっています。対左に対しては有効でも、右には厳しい状況です。

やはりこのデータでは、クローザーとして用いるなら、1イニング限定で回の頭から、ということになるのでしょうね、やはり。

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