« 1月定例会結果 | トップページ | STRAT-O-MATIC の古いプレイの様子 »

2011.01.22

ヒットエンドラン

ヒットエンドランについて考えています。

ヒットエンドランの選択ルールを追加しよう、ということです。


2007年データまで用いていた旧ゲームシステムでは、ヒットエンドランのリスクが三振による単独盗塁のみであるため、掛け得のようになっていました。

そこで、現行のシステムではデメリットを増やすことで、乱用されないように工夫しています。

ヒットエンドランのメリットは

● 併殺、封殺の回避
● ヒットのとき、もうひとつ先の塁へ到達できる

ということかと思います。

さらに、ランナーが走るため、一塁ランナーなら二塁手あるいは遊撃手が二塁に入り、結果、一・二塁間、三遊間が空きヒットが出やすくなる、ということだそうです。

そのいっぽう、ランナーはスタートを切ってしまいますから、打者は見送りや三振は許されず、とにかくバットに当ててゴロを転がすことを求められます。

で、この辺を反映したのが、現在のルールです。


ところで、年末に買った「図解雑学・野球の科学」(筒井大助 監修、ナツメ社、2010年)を読んでいたら、こんなくだりがありました。

「ヒットエンドランが成功する確率は・・・(中略)・・・タイミングとしては流し打ちが上手な打者のとき行うこと・・・(中略)・・・なぜならエンドランにおいては打者が右ならセカンドが、左ならショートが2塁ベースカバーにはいるからだ」(前掲書、P.170)

つまり、エンドランのとき右打者なら一二塁間が、左打者なら三遊間が広がるので、そこを狙えればヒットの確率があがるというもの。

新年度(機構2011シーズン)からは、これをルールに反映させてみたいと考えています。

下の表は、2006-2010年の実際のデータです。(独自集計です)
打者の打ち方(左右)別の、内野ゴロの内訳です。(スイッチヒッターのデータは除外しています。また、失策となったゴロも除外されています)




 

 

打方

投ゴロ

捕ゴロ

一ゴロ

二ゴロ

三ゴロ

遊ゴロ

 

内併殺

 

内併殺

 

内併殺

 

内併殺

 

内併殺

 

内併殺

 

内併殺

3,301

197

244

16

6,706

206

12,675

843

2,612

96

6,985

486

32,523

1,844

4,231

355

277

33

2,591

79

10,004

948

11,379

896

16,121

1,650

44,603

3,961

7,532

552

521

49

9,297

285

22,679

1,791

13,991

992

23,106

2,136

77,126

5,805

 

各内野ゴロの構成比は以下のようになります。

 

 

左打

右打

投ゴロ

3,301

10.1%

4,231

9.5%

捕ゴロ

244

0.8%

277

0.6%

一ゴロ

6,706

20.6%

2,591

5.8%

二ゴロ

12,675

39.0%

10,004

22.4%

三ゴロ

2,612

8.0%

11,379

25.5%

遊ゴロ

6,985

21.5%

16,121

36.1%

32,523

100.0%

44,603

100.0%

 

 

 

 

 

一・二ゴロ

19,381

59.6%

12,595

28.2%

三・遊ゴロ

9,597

29.5%

27,500

61.7%

 

右打者は内野ゴロの約6割が(打席から見て)左方向へ、逆に左打者は右方向へ転がっています。

 

ですから、「エンドランにおいては打者が右ならセカンドが、左ならショートが2塁ベースカバーにはいる」のでしょうね。

 

エンドランルールにも、右打者で二ゴロ、左打者で遊ゴロのときはヒットになるようなケースを盛り込もうと目論んでいます。(走者二塁のときは、さらにプラスアルファも考えています。)

 

せっかく、凡打の内訳も打者ごとにデータ化されているので、そうした個性もゲームに反映させるようにしてゆきたいです。

|

« 1月定例会結果 | トップページ | STRAT-O-MATIC の古いプレイの様子 »

新しいシステムへGo!」カテゴリの記事

コメント

エンドランのサインが良く出るような右打者なら、1塁ランナーがスタート切ったらショートがベースカバーに入りそうですが、どうなのかなあ?
右打ちが上手いと言われている選手でも、ランナー無し等では引っ張りばかりで、トータルでは引っ張りが多い状況で使い分ける選手も居ます。

ところで、打球方向と投手の平均登板イニングの調査、うちと半分ずつ分担してやりませんか?
サンプルとして去年にやったものを送ります。

ヒマな時に過去のこういうネタに今後色々書こうと思います。

投稿: 一発勝負オーナー | 2011.01.27 08:28 午後

一発勝負オーナー 様

コメントありがとうございます。
お返事遅くなりすみません。

(機構ブログをご覧いただいて、うれしい限りです。)

>エンドランのサインが良く出るような右打者なら、1塁ランナーが
>スタート切ったらショートがベースカバーに入りそうですが

そうですね、そういうこともあるかと思います。
要は、どこまでをゲームに取り込むか、ということでしょうね。

>ところで、打球方向と投手の平均登板イニングの調査、うちと半分ずつ分担してやりませんか?

本件につきましては、メールでやりとりをしたいと存じます。
アドレスは以下のとおりです。

2runjacks@mail.nethome.ne.jp

よろしくお願い申しあげます。

投稿: 事務局長 | 2011.01.29 10:20 午前

うちのサークルではビッグ野球保守派(笑)が多くて、ルールを変えたほうが良いと思うこともなかなか進まないんですが(バント時でも珍プレーが起こらないのはおかしいと言い出してから、変えるまで2年掛かった)、ビッグ野球のエンドランのゴロのダブルプレイはH8aだけで良いと思うんですがどうでしょう。
サークル内では今の所G4D、G6Dはエンドランでもダブルプレイとしています。
ビッグ野球はエンドランには辛過ぎる。

投稿: 一発勝負オーナー | 2011.01.30 11:15 午前

>うちのサークルではビッグ野球保守派(笑)が多くて、ルールを変えたほうが良いと思うこともなかなか進まないんですが

これは、わかります。
私どもも、当初は少しずつ段階的にルールを付加していました。

2008年データから、ゲームシステムを完全に一新し、ルールブックを書き下ろし、チャートも全く新しく別のものにしましたので、そこでいろいろ曖昧だった点もすっきりしたかなと(自分では)思っております。

>ビッグ野球はエンドランには辛過ぎる。

う~ん、これは私にはなんとも・・・・。

一発勝負さんのゲームは昨年もゲームマーケットで購入いたしましたが、カード切り離し済みというのは親切なコンポーネントだなと、いつも感心しております。

※さきほどメールいたしましたので、ご確認ください。

投稿: 事務局長 | 2011.01.31 08:38 午後

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 1月定例会結果 | トップページ | STRAT-O-MATIC の古いプレイの様子 »