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2010.08.07

マリンブルーの謎

千葉マリンスタジアムは、2塁打や3塁打が出やすい独特の形状をしているのではないか、という憶測をしたわけですけれど、気象条件とあいまって、やはりフライの捕球には難儀する球場のようです。



ご存知の方には「今更」のお話なのでしょうけれども。


こんな記事がありました。

千葉マリンは東京湾沿岸にあって、強風が代名詞だ。グラウンドと上空の風向きが微妙に異なり、不慣れな選手を惑わす。10メートルを超える強風が吹き荒れた5月18日には、中日の森野が練習中にフライの落球を連発。落合監督は「この球場は難しい」とぼやいた。(産経ニュース 2010.6.2)


で、ですね、千葉マリンスタジアム内の強風について、学術論文もありました。

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論文要旨

プロ野球球場として有名な千葉マリンスタジアム(千葉県千葉市)では他球場に比べて強風が頻発する。

本研究では,千葉アメダスデータを解析し,暖候期に卓越する強風の原因は,関東以北に位置する低気圧や寒冷前線通過時に吹き込む南西風が,粗度の小さい東京湾上から直接千葉市 岸に侵入するためである事を特定した。

また,現地観測により,海側から吹き込む風系は千葉アメダスと幕張で良く一致している事を確認した。

次に,スタジアムのようなドーナッツ型の 築物周辺で発生する気流系の特徴を,大型風洞を利用した実験により明らかにした。

作成したスタジアム模型の内部には明瞭な逆流が発生し,順流との境界およびスタジアム後面で乱れの大きな領域が発生した。

逆流域の範囲は模型前方の粗度や屋根の高さに依存していた.現地観測により,スタジアム内では実際に逆流が発生している事を確認した。

「千葉マリンスタジアム内に特徴的な風系と強風の要因」
神田敬・杉本孝公・上野健一・萩野谷成徳 ・堀晃浩 ・川島儀英 
社団法人・日本気象学会機関誌「天気」 2008年4月号
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論文全文はこちらからご覧になれます。

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