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2010.06.02

10年前、安打の方向について考え始めていた頃


古い文章を発掘。

以下の文章は、卓上野球機構会誌・第15号(2001年)に掲載した、ゲーム・システムの改善に関する記事です。

私が、安打の方向について、打者ごとに見たほうが良いのでは、と思い始めていた頃のものと思われます。


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ゲームでは、外野手の肩がチームの失点と関連している。だから打球がどこへどれだけ飛ぶかというのも、ゲーム上、重要な要素である。しかし、現在のルールでは、打者が誰であれ安打の打球は等しい確率でレフト、センター、ライトへと飛ぶ。これで良いのであろうか?

というわけで、打球の方向の検証です。

使用したデータは「江川卓のスカウティングレポート2001」である。この本には、主要打者について安打の方向の記載がある。

今回、集計対象とした選手はセリーグの46名。

彼等が記録した安打総数は4679安打。2000年セリーグ公式戦で放たれた安打は7218本。したがって集計対象は全体の65%である。これが有意な数であるかは、やや微妙なところではあるが、傾向を見る参考にはなるのではないだろうか。

で、その安打の内訳であるが、大雑把にいって、右打者はレフト方向に、左打者はライト方向への安打が多い。(あたりまえか。)

興味深いのは、内野安打が全体の約1割を占めていることである。この内野安打の処理については、「1進ヒット」の結果に収斂されていると見ることもできようし、あるいは、打球の方向決定時に改めて決定するという考え方もあるかもしれない。ゲーム性からいくと後者、統計的には前者でいいようにも思える。みなさん、いかがでしょうか?

いちおう、今回は後者の考えで、打球方向の決定表の改善案を提示しゆきたい。

6面ダイス1個と2個のもの(36進による)を両方算出してみた。左のほうが微妙に内野安打が増えるというのは面白い。

これをもっと進めれば、内野安打の割合の多い人の表とか、そういうのがあってもいいんではないか、さらに、選手ごとのデータとして記載してもいいんじゃあないか、という議論も出てくるであろうけど、それをやるには全選手の安打方向の記録が必要になってしまう。(またサンプル数が少ない選手は偏りが出て、打席のたんびにレフトとライトが交替するなんていう、見苦しい采配を生む可能性もある。)なんにしても、記録、記録である。これをとらないと、どうにもならない。

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で、結局、今は、選手ごとにすべて安打の方向が違い、進塁結果の解決表も全く変わってしまっています。

10年もかかった、なんて・・・。

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