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2010.05.13

虚構のエース

卓上野球機構・旧会誌「エンドラン」の第17号より再録です。

データが良いのに、ここぞというときに、期待通り活躍してくれない選手、ときどきいますね。

カードにもスランプはあるのでしょうか・・・・。

ワタクシ、エンドランの西武番記者・Mは92年に初めてライオンズの担当になりましたが、この当時絶大な強さを誇っていた“ま”西武の左のエース格が「クドちゃん」こと、工藤公康投手(左-1、右-2)だったことはみなさんもちろんご存知ですね。彼はそのシーズンで16勝8敗の好成績を修め、西武の優勝にしっかり貢献したのでした。う~ん、スバラC。

さてその後、時は流れ流れて工藤はFAでダイエーへ。

もちろん、西武時代の豊富な実績から「優勝請負人」と期待されての移籍でした。史実の世界ではダイエーを見事優勝させ、巨人でも移籍初年度からいきなり大活躍でしたね。
ワタクシMは、いち工藤Fanとして、どのチームに在籍していようが常に彼の成績・働きを注目せずにはいられません。
その工藤様、われらが卓上野球の世界では果たして「優勝請負人」あるいは「神様」となれたのでしょうか。軽く検証してみたいと思います。

■2000年前期シーズン

福岡ダイエー 4位 工藤(-3) 7勝7敗

これはひどい。先発しては打たれの繰り返し。勝ち試合もフラフラ。これがマイナ3投手かと思われるほどのまったくの期待外れだったのでした。V逸のA級戦犯確定ですね。

■2000年後期シーズン

福岡ダイエー 2位 工藤(-3) 8勝5敗

このシーズン、前半はデータ通りの好調さだったのですが、優勝争いが激化した終盤が問題。まず、勝てばいよいよ首位に立つ10月23日ロッテ戦。ボーリックの2発にあえなく沈み敗戦してしまいました。するとその3日後、リベンジとばかりに首位決戦の大事な試合で、先発・星野の後を受けなんと1回からリリーフに起用されたのですが・・・。

▼当時のエンドランニュースより抜粋
<ダイエー、工藤投入も水泡>11回戦/西武ドーム

ダイエー 000 000 000 =0
西  武 211 000 00X =4

勝:西口6勝7敗  負:星野1勝8敗  
本塁打:伊東6号(工藤)
勝利打点:高木大③

いきなりタイムリーを浴び失点。2回ではやくも±0ピッチャーになるなど、まさに「何しに出てきたの?」状態。

さらに、いよいよ煮詰まった11月7日。ペドラザショック(西武戦胴上げ目前で大チンダル→敗戦)の翌日、絶対負けられないオリックス最終戦で先発するも、最終回、小川に手痛いサヨナラタイムリーを浴びてしまい、ジ・エンド。この3つの試合が、終盤不調だった西武に逃げ切られる原因となってしまったのでした。

■そして2001年前期シーズン

巨人 2位 工藤(-2) 13勝2敗(ぐらい)

ダイエーを放り出された工藤は、大艦巨砲打線を誇る巨人に入団。阪神を5完封するなど、まさにエースとしてすばらしい働き。ついに「優勝請負人」の称号を得るかと思われたのですが・・・・。モリタニ・ヤクルトとの激しい首位争いがなかなか決着せず、ついに迎えた最終試合の横浜戦、巨人・ナオミ監督は、信頼する工藤を早い回からリリーフで投入したのでした。
(なお、この起用は一説によるとダイエーLOCKER監督のアドバイスによるものではないかとのことですが、まあそれは置いておこう。)

絶対に落とせない試合に登場したエース・・・しかし、またも悪夢は繰り返されたのでありました。登板するや否やマシンガン連打を浴び、あっというまの2失点で±0ピッチャーになると、そのままチームも敗戦。すんでのところで優勝を逃してしまったのでした。ああ、情けない。

■総括

工藤、ぜんぜん、だめじゃん!!!(怒)

監督との相性の問題なのでしょうか。

ここは、やっぱ勝手知ったる“ま”監督に使わせるのがいちばんなのではなかろうか!?
冗談はともかく、ファンとしては悔しい結果が出てしまいました。
後期の巨人監督になられるお方も、彼の起用には気を付けようね・・・。

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