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2006.12.17

12月定例結果・セリーグ



12月定例会は、プレイオフを残して全日程を終了したパ・リーグがお休み。

そしてセリーグでは、ついにあのチームにマジック1が点灯した。




 

 

監督

横浜

70

43

25

2

0.632

-

2

モジ

阪神

69

41

27

1

0.603

2.0

3

金吾

ヤクルト

68

34

33

1

0.507

6.5

4

森谷

広島

69

34

34

1

0.500

0.5

3

今林

巨人

72

30

41

1

0.423

5.5

0

まさゆき

中日

70

29

40

1

0.420

0.0

2

岩隈藤川

 

痛い、あまりにも痛い負け越しだった。

12月定例劈頭は注目の首位攻防の天王山、天下分け目の関が原で金吾中納言もびっくりの横浜・阪神3連戦で幕があがった。僅少差で首位をゆく横浜をどうしても抜くことができずについにシーズン終盤を迎えてしまった金吾・阪神。残る直接対決は4試合。そのうちの3試合。ペナントの帰趨はここに決するあろう大一番。最低でも勝ち越しが絶対条件の阪神であったが、なんと12敗で負け越し、横浜ヒトデ軍団の底力を見せ付けられた格好に。阪神は初戦、第2戦とも終始押し気味に試合を進めながら決定力を欠き、最後は横浜に逆転されての連敗。第3戦はかろうじて一矢報いはしたものの、タイガースベンチには憂色が漂う。続くヤクルト戦でも2点のリードを終盤、岩村の3ランでひっくり返され敗北。優勝をねらうチームにつきものの“勢い”がみられず、じわり、じわりと横浜の背中が離れてゆく。さらに広島2連戦では初戦白星も2戦目は落として、どうしても波に乗り切れない。この間、横浜はお休みで、この時点でついに横浜にマジックナンバー2が点灯してしまう。そして翌日、横浜は広島、阪神はヤクルトと対戦。阪神は初回3点をリードするものの、しかし2回、バックのエラーにリズムを崩した先発・安藤があろうことか投手石川にまでヒットを浴びる大乱調。ヤクルト軍曹打線に打者一巡の猛攻を浴び一挙6失点だ。このとき、横浜は打線が爆発して大量2桁得点でリードの報が飛び込んできた。

「い、いかん。このままでは今日にも横浜の胴上げが・・・・・誰か、なんとかしろ。なんとかしてくれえええ」

ベンチに金吾監督の切羽詰った呻きが充満する。これに奮起したか、ようやく打線に火がつき、終わってみれば11-6で見事な逆転勝ち。どうやら年内終戦は免れた。が、横浜も勝利したためマジックはついに1に。虎は断崖絶壁へ追い詰められて、もう後がないまま吼えまくる。

 

いっぽう、ついに優勝が手の届くところまできたモジ監督。ようやくそのことを意識し始めた。ここまでモジ監督は“優勝”の2文字を決して口にしなかった。「あまり早いうちから優勝を言うと、ゲンが悪いから」と封印してきたそうであるが、さすがにマジック1ともなれば、それは許されない。マジック1でゲンをかついでいるようでは、ただの腰抜けである。マジック1とはつまりあと1勝で優勝なのであるが、残りは2試合。阪神、中日と各1試合を残すのみ。阪神は死に物狂いで来るであろうか、残る中日(現在最下位)戦での胴上げが濃厚である。しかし万が一、2連敗でもしようものならたちまち戦勢は阪神に傾く。かかるだろう、プレッシャーが。なにしろ、優勝は7シーズンぶりである。加えて、2006年のリアル横浜の惨状を目の当たりにし、来年の機構での横浜の戦力ではろくな戦いができないと考えているはず。優勝するなら今年しかないのだ。かかれ!プレッシャー!

 

しかし、しかしである。その中日も、のめのめと横浜に勝たせるわけにはゆかない理由がある。中日は現在、最下位ではあるが、全日程を終了している5位巨人とはゲーム差なしの勝率3毛差。残り2試合を連勝すれば単独で5位浮上である。そしてその2試合が、なんと阪神、横浜戦。全力で勝ちにいくしかないのである、誰が代理で指揮をとろうと。(次回定例での中日代行は責任重大であります。)中日が頑張ってしまうと、優勝争いにももうひと波乱ありそうである。

 

さて、全試合を終了して既にまな板の上の鯉ならぬジャビットとなっている巨人・まさゆき監督。信賞必罰路線を高らかに掲げV2を誓ってハタ坊監督から指揮を引き継いだ今シーズンであるが、調子が良かったのは前半まで。小さなミスやちょっと不振が続くと立ちどころに2軍へ叩き落されてしまうその起用法に若手が萎縮。ベテラン組みにも不信感が鬱積し、シーズン半ばでチームは空中分解。借金11でシーズンを終え、中日の結果次第で最下位もありうるという状況に立ち至った。日本一チームを最下位に突き落としたとなれば切腹ものであろう。実は11個の借金のうち8つはヤクルト1球団からのもの。最初の3連戦こそ勝ち越したが、残る3連戦3回をすべて3連敗。つまり対ヤクルト9連敗である。開幕前、「信賞必罰野球」対「軍曹野球」として注目を集めていた同カードはヤクルトの一方的な勝利に終わった。

 

そのヤクルトは一時最下位にまで転落したが後半戦で再起。いまや広島を抜きついにAクラスにまで這い上がった。(這い上がるのが軍曹の信条である。)広島・今林監督はまさかこんなことになるとは予想していなかったはずだ。一時、優勝戦線に名を連ねていたこのチームが、まさかわけのわからぬ軍曹野球にAクラスを奪われるとは。11月定例終了時点では、ヤクルトに4ゲーム差もつけて3位にいたのである。ヤクルト・森谷監督が「4ゲーム差かあ・・・・(ひょっとしてなんとかなるか)」とため息混じりに呟くのを耳ざとく聞きつけた今林監督は眉をつりあげ「何か?」と蔑みの眼差しで威嚇してきたものだ。交流戦で11連敗したようなチームにAクラスを明け渡すようなことなど断じてない、と余裕をみせていたのであるが、土壇場でついにヤクルトに逆転された。広島は今シーズンヤクルト戦3つを残すのみ。ヤクルトも広島3試合と阪神1試合。次回定例でのヤクルト、広島3連戦がAクラス入りをかけた決戦となり、両チームともプレッシャーは大きく、たまらない状況である。

 

というわけで、横浜、阪神の優勝。ヤクルト、広島のAクラス。中日、巨人の最下位脱出。すべてが次回1月定例にかかっております。また、パリーグのプレイオフは1月定例で実施されます。いや、1月が待ち遠しい。


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2006 ペナントレース」カテゴリの記事

コメント

先日は仕事のためお休みしてしまいました。
半監督ごめんなさい。

誰かが代理やってくれるだろう、なんてゆるゆると逃げを考えていたんですが、さすがに甘くなかったですね。
1月は今のところ大丈夫そうです。
とりあえず松坂と心中で。
”コウチャマのパパなのだ”監督さまは、まだ無理なんでしょうかねー。

中日は自力で5位の目があるところまで来ましたね。
しかしまあ、交流戦で楽天に1勝も出来なかったのがこんなところで効いてくるとは・・・。

投稿: ま | 2006.12.17 11:39 午後

ぼくらとは、心中してくれないのですか?

投稿: 西口&豊田 | 2006.12.18 12:18 午前

先日は途中で急遽抜けることとなり、大変失礼致しました。
>"ま"監督様
1月の例会ではよろしくお願いします。
>"コウちゃまのパパ"監督様
この場を借りましておめでとうございます。
自分の経験からすると1月ではまだ厳しいかな~と思いますので、
ごムリなさらず、来られるようならということで~。

それにしても、セは最後までもつれてますね~。

投稿: 半 | 2006.12.18 12:39 午前

皆様お祝いのコメントありがとうございます。

今のところ、正直いつ復帰できるか全く分かりません。

プレーオフを控えたHAWKS ですが、ご都合が合えば岸田さんにお願いできればと思ってます。
プレーオフを勝ち抜き、モジ氏をぎゃふんと言わせてやってください(笑)。
是非よろしくお願いします! >岸田さん

それではまた。

投稿: Locker | 2006.12.20 12:52 午後

>プレーオフを勝ち抜き、モジ氏をぎゃふんと言わせてやってください(笑)。

あの、まだ横浜Vと決まったわけでは・・・・

投稿: エンドラン編集部 | 2006.12.20 11:01 午後

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