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2006.08.28

8月定例結果・パリーグ

パリーグは上位3球団が、あいかわらず抜きつ抜かれつのデッドヒートを演じているが、その陰でBクラスのチームにも監督と選手の信頼を示す小さな美談が・・・・



 

 

 

監督

福岡ソフトバンク

45

27

17

1

0.614

-

27

子連

千葉ロッテ

46

27

19

0

0.587

1.0

26

西武

49

28

20

1

0.583

0.0

23

”ま”

北海道日本ハム

48

21

25

2

0.457

6.0

24

ハシム

東北楽天

44

15

29

1

0.349

4.5

28

ハタ坊

オリックス

49

15

34

0

0.306

2.5

23

GTO

 

ソフトバンクが再び首位に立った。直接対決で和田、杉内をぶつけられた西武はほとんど抵抗できず、首位を失陥。勝率で千葉ロッテにも抜かれて3位へ転落。しかし、首位から3位までのゲーム差はわずか1しかない。プレイオフ進出は、上位3球団でほぼ決まりであろうから、焦点は、何位でシーズンを終了するかだ。これはもう、ほとんど予想不可能といっていいだろう。下馬評では打線・投手力ともに千葉ロッテが圧倒的との見方が多かったが、ふたを開けて見れば思いのほかの混戦模様。裏を返せば、上位3球団はいずれも決定力に欠けるということか。福岡ソフトバンクは先発陣が圧倒的だが、絶対の抑えがいない。千葉ロッテは、打線のパンチ力がいまひとつ。西武は打線に安定感、厚みがあるものの、投手で信頼できるのは松坂くらいで、特に中継陣の手薄は覆うべくもない(抑えも豊田だし)。そんなわけで、リーグ終盤まで勝利の行方は予断を許さない状況である。

いっぽう、こうした「上の世界」とはまったく音信不通状態の下位3球団。しかし、ここでもBクラスならではの死闘が演じられていることは、あまり知られていない。Bクラスの焦点は他ならぬ東北楽天。5位を堅持することができるかが、注目の的となっている。8月定例においては、オリックスに2.5ゲーム差をつけることに成功し、5位を浮動もとい不動のものとしつつある。これすなわち、ハタ坊監督が名将の名を磐石にしつつあるといいことだ。いっぽう、オリックスは故障者続出でどうにもならない。GTO監督は今シーズンよりの新規参入監督であるだけに、少々、気の毒ではあるが、なに、これも修行である。これに耐えれば、名将への扉が開かれるであろう。

北海道日本ハムも故障者続出で厳しい状況であることにかわりはないが、しかし、ここへきてローテーションの谷間を埋める救世主が出現。ファンを沸かせている。その人こそ誰あろう、開幕以来2軍でくすぶっていた左腕・正田(OB:+2/HR:0)。連戦に次ぐ連戦で、とうとう先発投手がいなくなり、OB修正プラスが渦巻く丙丁つけがたいファーム投手陣の中から、「左だから」というそれだけの消極的な理由で1軍登録されるや、オリックス6回戦に先発し、快刀乱麻のピッチングでいきなり完封勝利である。この孝子の出現にハシム監督が目を細めたかといえばそれほどでもなく、「しょせんはフロック」と冷たい反応。翌日には正田に「完封ごくろうさん。明日からまたファームね」と血も涙もない宣告を行うつもりであったという。しかし、復活を喜ぶファンやマスコミがそんな無体な仕打ちを許すはずがない。

「正田、2軍かなあ」

と口走ったとたん世論の袋叩きに。

「えええええっ、完封左腕をファーム!?」

「ありえない!」

「許せない!」

「冷血動物!」

「鬼畜!」

予想外の反響に、とりあえず正田は1軍にとどめ置かれた。しかしそこは老獪なハシム監督。

「しょせんデータはOB:+2/HR:0の3線級投手。世論がうるさいから、もう1試合くらい投げさせてやろう。どうせ前の試合の反動から、ボコボコに打たれて3回ももたないはず。そうなれば、誰はばかることなく、ファーム送りにできる」

と、このように考え、こともあろうに強豪ロッテの6回戦に先発させ、引導を渡そうとした。しかし、正田は男であった。監督の思惑を知ってかしらず、この試合もロッテ打線相手に一歩もひかず6回を1失点の好投で、勝ち星こそつかなかったものの、チームを勝利に導いた。これではもう、正田をローテの一角に置かぬわけにはゆくまい。正田は自ら、ローテーション投手の座を勝ち取ったのである。

とこんなわけで、優勝争い以外に、さまざまなドラマが繰り広げられているのだ。


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2006 ペナントレース」カテゴリの記事

コメント

もうローテから外せないですね。
次は、正田の代わりにファームに落としたダルビッシュ(OB:+1/HR:-1)を再昇格させて試してみましょう。
もうデータは無視して、この2人よりずっと成績の悪いリー(OB:-1/HR:0)と入来(OB:0/HR:0)をローテから外すべきかも。
「氏より育ち」、「データより実績」。がんばれ正田。

投稿: コタカハシ | 2006.08.29 02:12 午前

楽天の勝敗がおかしいです。
今月は3勝2敗だったはずなので。
もし今月のがあっていれば先月のが間違えているはずです。

投稿: GTO | 2006.08.29 03:27 午後

掲載の表は、15勝29敗が手元のメモでは正しい数字ですね。ただ3勝2敗だからおかしい、ということであれば、15勝30敗ということになりますが。コミッショナー、お手数ですが確認お願いできませんか?

投稿: 事務局長 | 2006.08.29 11:27 午後

 ローテーション表での勝敗は、15勝29敗1分となっています。

投稿: コミッショナー | 2006.09.01 01:55 午後

「明日は、テスト登板だ」といわれていたにも拘らず、二軍落ちを言い渡されたダルビッシュの立場は?

投稿: Forest | 2006.09.01 01:58 午後

このまま楽天が5位になれば
「ある意味神」の称号を得て
来シーズンの担当チームに優先権を
与えてもらえるんですねw

投稿: ハタ坊 | 2006.09.01 11:04 午後

 最近、目が悪くなったのか、「楽」という字が「秦」に見えるのですが。

投稿: Forest | 2006.09.02 12:07 午前

いや別に明日はテスト登板とは言ってません。
あくまで次にチャンスを与えるということで。

投稿: コタカハシ | 2006.09.02 10:21 午後

「秦天」

「秦のてんぷら」?
「秦の天気予報」?
「天皇賞・秦」?

投稿: ま | 2006.09.05 09:14 午後

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